2014年10月アーカイブ

胃ガンの切除後に起こりやすい後遺症に、血糖が激しく変動する「後期ダンピング症候群」があります。

胃の幽門部(胃の末端部)は十二指腸に食物を送り込む役目があります。この部分を切除すると、小腸の栄養吸収が早まり、血糖値(血液中の糖分の量)が急上昇します。

体は血糖の上昇をおさえるために、糖を処理するインスリンというホルモンを大量に分泌します。すると今度は血糖値が急降下して低血糖を起こし、倦怠感、めまい、脱力感などが突発します。その他、下痢や吐き気、胸やけなどさまざまな不快症状が生じるようになります。

また、術後、胃酸の分泌が減るために、牛乳に含まれる乳糖が分解できなくなる「乳糖不耐症」という後遺症も起こります。牛乳を飲むとおなかがゴロゴロしたり、吐き気や下痢を催すようになるため、患者さんは牛乳を飲めなくなります。

牛乳はカルシウムの宝庫であり、乳糖は骨にカルシウムを定着させる働きをしています。牛乳を飲まなくなることで骨がもろくなり、骨粗粗症や腰痛、骨折、虫歯などが高率で発症するようになります。

これらのことを考えると、「悪いところは手術で取る」という、ガン治療家の意見には賛成できないのです。

もちろん病状によっては手術が必要なこともあるでしょう。ガンの病巣が大きくなりすぎて、周囲の神経や血管を強く圧迫し苦痛があるときや、ガンが内臓の壁を突き破る恐れがあるときは、手術を受けてください。その場合、次の点に注意しましょう。

【大手術は受けない】

言うまでもありませんが、臓器を大きく切り取ってしまえば、臓器の働きも悪くなりQOL(生活の質)が低下します。臓器を広範囲に切除する手術や、全摘出手術は絶対に受けてはいけません。

臓器にメスを入れることは体にとって大きなストレスとなり、顆粒球の増多を招き活性酸素が大量発生します。これによって組織破壊が進み、放射線治療のところでお話ししたクラッシュ・シンドロームが誘発されるのです。

大手術後、患者さんがげっそりとやつれ果ててしまうのは、クラッシュ・シンドロームが起こっているからです。無理やりガンを切除するより、手術をせずに体力を温存し、免疫力を維持するほうがはるかに賢明です。

【リンパ節の郭清は避ける】

手術を最小限にとどめるためには、「リンパ節の郭清」も避けます。リンパ節は体液を循環させているリンパ管の合流箇所に当たり、外敵の侵入をチェックする関所のようなものです。

マクロファージやリンパ球はこのリンパ節で待機しており、侵入してきた異物を捕らえ、病原体などが全身に散らばらないように防御しています。よく「リンパ腺が腫れる」と言いますが、これはリンパ節でリンパ球が細菌やウイルスと関っているために起こる炎症です。

血管の中を血液が流れるように、リンパ管の中にはリンパ液(体液)が流れています。ガン細胞は血液かリンパ液に乗って、他の臓器へ転移します。外科治療ではガンの転移ルートを分断する目的で、ガンに冒された病巣周辺のリンパ節を根こそぎ切除します。これを「リンパ節の郭清」といいます。

リンパ節の郭清を行うと、周囲の血管やリンパ管がメスによって傷つくために、血液や体液の循環が悪くなります。全身で血流障害が起こり、手足は丸太のようにむくんで歩行困難などになり生活に支障をきたします。生体防衛の関所を破壊するわけですから、免疫力も低下し再発も起こりやすくなるのです。

【生活習慣を整えてガンを治す】

原則「便秘を良くして歯止めをかけるライフスタイル」とは、並行してしっかり健康になれるということにも直結しているライフスタイルなのだという風にも言えるので、維持することが大事で、その逆に終わりにして利になることは何もないのです。

数年前には聞いた事もなかったコエンザイムQ10ですが、人間の体を構成する約60兆個という体内細胞ひとつひとつに必然的に存在し、生存のための活動の下地となるエナジーを生み出す価値ある栄養成分となっています。

ニコニコして「ストレスなど蓄積してないよ。健康だよ!」などと公言している人が却って、調子に乗り過ぎて、突如大きい疾病として姿を見せる危殆を秘しているはずです。

基本的にサプリメントの好みを選ぶ各自のルールには、通常の食生活では補うことが難しいと思われる補えない栄養成分を、加えたい場合と身体の調和や働きを整えたいなどといった時に、大きく分けられるとリサーチされています。

「どうもトイレに行く時間を持てないから」だとか「ひたすら汗が滴ることになるのが疎ましいから」程度のことで、僅かな水分さえも意識して飲まない人がまれにいますが、そういう行為は言わずもがなですが便秘に至ることになります。

本国民の概ね70%弱が成人病と言われる生活習慣病によって、亡くなっている。このような疾病はその人のライフサイクル次第で若人の世代にも広まり、団塊世代だけに縛られないのです。

生きていくうえで心的な不安定感は豊富に存在しますから、とにかく全くストレスを無くすことは諦めざるを得ません。それらの重圧的ストレスこそが、自身の疲労回復のお荷物となるのです。

サプリメントとして良く認知されている物質であるグルコサミンは、私たちの身体の中に生まれ持っている構成物で、とりわけ節々の自然な動きを補助していることで広く知られています。

体の中にタフな抗酸化作用を示すセサミンは、酒を飲んだらアルコール分解を行う一助になったり、人体の悪玉コレステロールを落としてくれたり、酷ければ健康にも害をなす高血圧を下げてくれる作用に関しても報告があります。

疲労回復を叶えるために活力のわく肉を食しても、なんだか疲労が回復しなかったという昔の記憶はありませんか?それは誘因となる内部の疲労物質が、身体の内部に積み重ねられているからです。

多くセサミンが含有されているというゴマですが、一例としてゴマをじかによそったご飯の上にかけて頬張ることも当然よろしくて、ゴマ本来の味わいを知覚しつつお食事することは達成できるのです。

ご承知の通りビフィズス菌は、既に腸にあり体を害することになる悪玉菌と呼ばれる菌の増殖を抑止して、内臓の中の特に腸の活動を活性化する役割を担いますが、弱点としては酸に負けてしまうことで、満足に腸まで仕向けることは大変だとみられます。

知ってのとおりビフィズス菌はあなたの大腸のなかで、悪さをする大腸菌といった、病原を持った微生物や腐敗菌の数が多くなるのを抑え込み、害があるといわれている物質が作られていくのを防いだり、腸の中の状態をいい状態にする役を担ってくれます。

売られているサプリメント一つ一つに、含まれる成分の違いは当然あるのですから、評判のサプリメントの効き目を肌で感じたいと考えた方は、注意書きを守ってきっちり飲み続けることが肝心なのです。

近代人は、なんやかんやと目まぐるしい生活を送っています。さらに、栄養満点のランチやディナーをゆっくりと摂取する、などは不可能であるというのが正直なところでしょうか。